ムー物語
第五話〜<ムーちゃんの独り言?(第一章)>〜

昼下がりはいつものお昼寝
これがムーちゃんの楽しい日課
お気に入りのお部屋と
お気に入りの場所は庭からとても涼しい風が    
入ってきて窓の純白のレースのカーテンは
ひらひらそよいでます
それを見ているとムーちゃんはうとうとしてきて
やがて深い眠りにつくのです
風はさやさや、そよそよ…    
時々ムーちゃんのお耳はピクッと動き
また、おひげやお鼻もヒクッと動きます

だれかニャ〜?
誰なの私のお鼻をくすぐるのは?
ママなの〜?
でも〜ママは今お買い物だし
あれ〜!君は誰だぁ〜
 
ムーちゃんのお鼻に小さな虫さんが止まっていました

「こんにちは僕は虫の蜻蛉(かげろう)だよ
お昼寝をじゃましてごめんね」

「うう〜んいいんだニャ〜君は何処から来たの〜?」

「お庭に昔から住んでいたんだよ…
知らなかった?ず〜と土の中で過ごしていたんだけれど
今朝 羽が生えて飛べるようになったんだよ」

蜻蛉はそれは小さな虫さんでした
ムーちゃんのお鼻にチョコンと乗るほどの小ささなのです
そして羽は絹のように繊細で身体は綿花の様に
軽やかでした

「いつもお庭からムーちゃんを見ていたよ
いつもママさんと楽しそうにしていてとても羨ましかったよ
でも、私まで幸せな気持ちになったよ…ありがとう」

「いつでも遊びにおいでニャ〜お友達だにゃ〜!」

「うれしいな〜そう言ってもらえると思ったよ
でも、私はこれから遠くに行かなければならないの
だから、お別れにきたんだよ」

「うにゃ〜どうしてなのニャ〜?そんなの悲しいにゅ〜」

ムーちゃんはお鼻に止まっている虫さんを一生懸命に見ました
西の空はそろそろ夕方をむかえ茜色に染まり出し、
幽かな風は切れ目なくそよぎ庭の草花は静かに揺れました…

     (第二章)に つづく・・・

        
           ボス猫
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